投稿日:2019年11月03日
1日かけて芸術をたしなむ。大塚国際美術館ほか(前編)【四国ツーリング・2日目】
2019年
11月
03日
初日はほとんど移動だったので、この日から本格的に観光です。
メインは前々から行きたいと思っていた大塚国際美術館。
その他、徳島県内の気になるところを周りました。
ツーリングの記録
ルート
徳島市、鳴門市の中を下道で適当に。
決行日 2019年10月14日
走行距離 70km
出発時刻 8:30
平均気温 20℃(徳島市)
探訪地
- 大塚国際美術館
- 鳴門海峡観潮船
- ドイツ館
- 眉山公園
できるだけ早い時間を目指して美術館へ
前日の夜に行きたいところをリストアップしました。
距離で優先度を決めて、時間の許す限りいろんなところに行こうと思います。
大塚国際美術館
淡路島から四国本島にわたってすぐのあたりにあります。
徳島市内からは下道で1時間弱かかりました。意外と遠かった。
周辺に専用の駐車場が点在しており、バイクの駐車場は結構離れていました。
駐車場からは無料のシャトルバスが出ているので離れていても安心。
まぁ全然歩いても行ける距離ですけどね。
こちらが外観。
地下5階、地上3階建て。(美術館の公開部分は地下3階より上)
木で埋まっている部分が地下ですね。地下だけど入り口は普通に外。なんか変な感じです。
というのも、自然公園法とかいうのの影響で、高い建物は作れない。
ならば下のほうを山の中に埋めてしまおうという魂胆だったようです。
調べたところ、山を一回切り崩し、8階建ての建物を作り、5階までを埋めなおすといった建築方法だったらしいです…
規模がすごすぎる…
入館料は大人3300円、大学生2200、小中高生550円。
学生証を提示し、大学生料金で入ります。
こちらの美術館の特徴は、すべての美術品が陶器でできた複製ということ。
それも、ただ絵をコピーするだけでなく、油絵特有の筆跡等の盛り上がりまで再現されているのです。
世界各国の様々な美術品がそんな再現度で複製したものが一挙に集っているのです。
さらに、写真撮影が可能なことも特徴の一つです。
インスタグラムなどで検索すれば様々な作品の写真が投稿されています。
(公式ホームページによると、三脚とフラッシュを使わず、人を入れた構図であれば撮影可と書いてあるのですが、現地でもらったパンフには撮影可としか書いてない…。
インスタなどで作品単体写真も大量に見つかるので、そういった写真も黙認されてるんだと思いますが、かなり黒よりのグレーゾーンですね…)
入ってすぐエスカレーターで2階ぶんを上ります。
観覧ルートのトップは最近話題になっているこちら。
バチカン宮殿にあるシスティーナ礼拝堂の実寸大複製。
2018年末の紅白歌合戦にて、米津玄師が歌った場所として人気です。
最初はホール内ですが、ルートの途中(1つ上のフロア)から見下ろすこともできます。
さて、美術品の展示順ですが、フロアごとに年代が分かれており、上に行くほど現代に近づきます。
地下3階は(古代~中世)、地下2階はルネサンス~バロックということで、宗教画が中心となっています。
この当たりの美術品の特徴としては、同じテーマで描かれた別の人物の作品等がそろっているので、似たような構図・モチーフの絵画を比較してみることができます。
一通り見て思った感想
「これ”キリスト教”の二次創作や!」
こういう言い方していいのかわからないですけど、現代の二次創作に通じるものがあると重います。
宗教に詳しい人はここだけで1日時間が必要になる充実ぶり。
地下2階・テラス部分
同フロアのカフェレストランのテラス席があります。
地下2階ですが、ここも山から露出した場所なので普通に高いところのテラスです。
ここはモネの睡蓮をモチーフにした池がこしらえられています。
地下1階はバロック~近代
印象派~とか、写実主義~とか、ゴッホとかモネとか、企画展も開かれる有名どころなヤツ(超アバウト)。
自分が好きなのは印象派なのでこのフロアがとても楽しかった…
特に自分の大好きなルノワールの絵が15個くらい並んでたのが壮観であった…
ゴッホが書いたひまわりも全7種が勢ぞろい。
(参考)
1・2階は現代
有名どころだとピカソとかがここです。
ここらへんになると抽象画も多くなってきて、正直自分は専門外です。さらっと見見て回りました。
あまりわからない現代の中でも、原寸大のゲルニカはなかなか迫力がありました。
お昼過ぎに渦潮の発生予報
美術館に入って最初のホールに観潮船のパンフレットと、何時ごろに渦潮が発生するかの予報が書いてあるパネルがありました。この日の渦潮発生時間は12時すぎとのこと。
やっぱり鳴門に来たんだから渦潮みたいなぁと思っていたので、時間を気にしつつ美術館を周っていました。
ちょうど地下2階を見終わったところでよい時間に。再入館が可能なので、いったん外に出ます。
美術館から5分くらい歩いたところに観潮船乗り場があるのでそちらで申し込み。
この船は、干潮・満潮時に荒れて渦潮が発生する鳴門海峡へと突っ込んでいく船です。
橋の上から安全に見る方法もありますが、やはり間近で見たいもの。
かなり揺れますので、酔い止めを飲んでから臨んだほうがいいかも。
鳴門の渦潮を写真におさめてやろう!と息まいていましたが、想像してたのとちょっと違いましたね。
でかい渦がどーんと発生するイメージだったんですが、実際は荒れた波の動きでいたるところに断続的に渦ができたり消えたりするんですね。
そんなわけなので、
渦っぽいのが見えた!→カメラを動かす→ピントを合わせ撮影
なんてやってるうちに渦っぽいのは見えなくなっている…
なので速攻で、ひたすらに連射と動画を撮ってあとからそれっぽい写真・シーンだけ抜き出そう。という方法にシフトしました。
うーん、この辺が渦っぽく取れてるかなぁ?
観潮船は写真をとるって寄りは、激しい波やあちこちに出てくる渦のでき方を見る貴重な体験ができるアクティビティって感じがします。
橋の上から見た方が、真上からの写真映えする渦が見えそう。
船の時間も気にせずゆっくり狙えますしね。
結構高いところなのでズームレンズは必須かもしれないですね。
時間さえあればどちらからも見たかったんですが、渦潮自体限られた時間でしか発生しないのと、ほかにも見て回りたいところがあるので今回は断念です。
午後からでも間に合う、徳島魅力はまだある
美術館と鳴門の渦潮だけでかなりの文字数になっちゃいました(2300文字)。
興味あるところを重点的に見て、あまりわからないところは流して見たおかげで、この後も行きたかったところを周れました。
後編へ続きます